セパレートのシステムセレクタを制作

胡蝶蘭の部屋のアンプは3台、
ソースは CD、D/Aコンバーター、CSチューナーを手で切り替えている。
配線が複雑でシステムセレクタを制作した。

Y’オクで比較的安価なソニーのシステムセレクタを改造を検討するも
入力部とスピーカー部が同居しているのが致命的で断念。
入力セレクタとスピーカーセレクタと分離して制作することにより
最適の位置に設置ができる。

入力セレクタ

入力 6回路 出力6回路 バランス形切り替え
ロータリースイッチの選定は最も重要200円位から20000円以上まで
いろいろで迷いますが耐久性、作業性から選びました。

部品表
アルミシャシ300x100x200
真鍮パネル 320x120x220x3
Tosoku 接点可変型ロータリースイッチ (2段4回路2~6接点 銀接点 2900円)
配線材  MIL規格 テフロンシールド銀メッキ線
コネクタ キャノン、RCA
取って タカチ

回路は 入出力 2個のロータリースイッチのCOMを繋いだ簡単な結線。
入力は各端子に接続、出力も各端子に接続。
キャノンコネクタは必要な数しか取り付けていません。
穴はあけてあるので4個増設はできます。
失敗したのはRCAコネクタで国産を使用すべきでした。
中心の穴が小さく固い物、全く入らないものがありました。
中の接点を傷つけないように慎重にドリルで修正した。
配線材は高価ですが作業性は抜群です。
シャシが軽すぎると配線に負け、不安定になるので真鍮パネルでバランスを取ります。

左=入力セレクタリアパネル 右=スピーカーセレクタ用(右下は絶縁用ベーク板)
シャシー

配線完了 手前黒のジャンパー線を外すとバランスに

入力セレクタ内部

稼働中 上はSPACE DiVAチューナー
左はぺるけ式トランス出力 D/Aコンバーター

入力セレクタ完成

スピーカーセレクタ

入力3回路 (アンプ3台)
出力部 スピーカー2台(1台はチェック用)+測定用端子の3回路

部品表
アルミシャシ300x100x200
真鍮パネル 320x120x220x3
日本開閉器工業 接点可変型ロータリースイッチ HS-16-4
4段4回路2~11接点 定格 AC125V-12A/AC250V-6A(4755円 )
配線材 BELDEN 8470

回路は各ロータリースイッチのCOMが入力、
出力は各端子を配線、裏面でパラった簡単なもの。
端子は真鍮(メッキ付)の4mmねじで固定、15mm高ナットで配線を締付ます。

日本開閉器のロータリースイッチにTSシリーズがありますが
金メッキでも微小電流の接触に難があるので使用しないこと。
セルフクリーニングで使用実績もあるHSシリーズがごつく高価ですが迷わず採用しました。

加工した配線と工具(1965年頃購入年期が入ってる)

配線と工具

配線取付(ロータリースイッチ下の黒い物は回転防止のため追加)

フロントパネル

フロントパネル

リアパネル(テストしない時はシヨートバーで抵抗負荷に接続)

リアパネル