キウイフルーツの低い棚の製作、栽培方法の紹介が見当たりません。
Q&Aでも棚は1.8mは絶対的に必要と
ブドウでは柵栽培がありますが、雑草対策や台風の強風には弱いようです。
簡単に制作でき、台風に強い低棚に挑戦する。

難物果樹キウイフルーツ

庭に植えていけない果樹に、キウイフルーツが1位にランクされます。
事実、近所で数人が手入れを放棄して伐採しました。

実のところ友人から、毎年収穫されたものを有難く頂いておりました。
残念ながら、その友人も邪魔になり伐採、残念。

みなさん木が大きくならないうちは、大切に手入れをします。
しかし大量に収穫できる頃になると、飽きのせいもあり
手入れが行き届かなくなります。
放置し、摘果しないと親指頭位の果実しか収穫できません。


放置して不要枝を切り詰めないと、爆発的に繫茂します。
棚から頭を出すことすら出来なくなり
収穫どころではありません。
地上2mのジャングルの手入れは、とても危険。
特に女性や、年配の方の脚立作業は不可能と断言できます。

自動車で移動中に、よく見かけますね。
畑の隅に朽ちて傾いた棚の上、グチャグチャに絡みついた蔓。
渦巻のような蔓の束、伐採寸前の姿を。

私はキウイフルーツは栽培したことはありませんが
無いと寂しいので、栽培を決意。

枝の剪定の方法などは、多くのサイトに詳細に説明があります。
しかし、成木に達し成長が加速度的に早くなると、
理屈どうりにならないと 想像します。
綺麗に手入れされた棚が見当たらないのはそのせいと思います。
適当にばっさばっさ切ってもある程度は収穫できるはずです。

こうして次のような構想を練りました。
1、安全に手入れができるように脚立不要、高さ1m位の棚にする。
キウイ栽培の最難関作業の剪定作業を楽にするのが目的。
2、収穫量にこだわらない。
趣味なので不作年があっても良しとする。
葉や果実が泥はねで汚れるようなら、防草シートを敷けばよい。
3、樹体を太らさない。
1~2本の枝を残して全て切り取る。
その枝は翌年元から切る。(主幹から出た1~2本を残して)
この繰り返しにする予定。
4、棚は長期にわたり使用できるようにする。
台風で倒壊しないようにする。

2018年

2018年10月
苗の購入
品種は保存性など考慮、丈夫な定番ヘイワード
木を大きくしないので乾きに強い、原種シマサルナシに接ぎ木した苗を購入
予備を含めメス8本、オス2本を購入した。
普通の仕立て方ではメス3本、オス1本です。
大きくしないので本数が必要になります。

30㎝鉢に仮植えをする。
落葉するまでに幾分成長します。

2019年

2019年2月

定植と棚の製作

畑の隅に杭打ち後定植


2月に入ると根が動き始めるので定植。
キウイは乾きに弱いので、根元の土を水持ちの良い物に入れ替え
不織布で巻いて、灌水の水が逃げないようにした。
ホームセンターで樹脂製の杭、60x1500を14本購入(後日2本追加)した。
棚の幅は1m、高さ1m、長さは11m(11㎡)です。
11mは5.5mのハウス用鋼管(22mm)2本を連結する長さです。
高さは杭の高さ、正確には上に乗るパイプが加算され1.04。
将来、パイプを短く切断して面積を任意に減らすことも可能。
半分の面積にすることも出来るように、オス木を2本植えました。

4月9日

棚が完成、キウイも新葉が展開してきました。


縦22㎜、横19㎜

縦は22㎜の鋼管を樹脂杭上に乗せた簡単な構造。
斜め補強も不要。
転落防止のバンドは30x250×2㎜、耐蝕アルミ板(5052)をカットして(正確には30x1000で特注、それをカット)曲げた。
通常のアルミより幾分固いですが、パイプに押し付けるようにすれば
簡単に曲がります。
取付は杭に開いている穴をそのまま流用、6×80㎜ステンレスボルトで固定した。
杭の頭はバンドがなじむように、斜めにカットしました。
(サンダーに金属カット用のディスクを取り付け、それでカット)
バンドはパイプの支持だけで固定していない。
パイプは軽く縦にスライドします。

アルミ(5052)手製バンド、シルバーペンキで塗装

横の鋼管
横に19㎜、長さ1mの鋼管をワイヤースプリングで止めただけの簡単な物。
場所に余裕があったので2m長さを延長、杭を2本追加しました。

間隔が広いのでこの上にロープを張り枝を止める予定。

パイプは亜鉛メッキですが、更に寿命を延ばすためシルバーのペンキで塗装。
棚が低いので作業は苦になりません。
パイプは雨雪で亜鉛が消耗して上面から錆が始まります。
将来上面半分塗装することで更に寿命を延ばせます。
固定用のスプリングは電気メッキ、発錆が早いので念入りに塗装します。
このような作業も簡単ですね。
最初の1回だけでも5年以上寿命が延びます。


下から

足も樹脂で腐らないので推定使用は30年以上はOK。
パイプに定期的に塗装すれば半永久的に使用できます。
棚下は1m、摘果や収穫は幾分不便ですが棚幅が少ないので
苦にならないと思われます。
古い木は棚上にも実が付くので1.8mの棚で製作すると
収穫は棚の上に登らないとできないそうです。
剪定作業は腰よりやや高い位置で女性、年配の方でも楽々です。
苗の間隔は1.3mx9本、とても狭いように思われますが
鉢栽培のように、幹を太らせないようにするつもりです。
だめなら間引きします。
はて、どのような結末になるか?
このような栽培例がないので、無茶苦茶なことをしているかも・・・。

4月30日


棚線の取り付け

棚線はハウスの余り物、2㎜のプラスチックの線です。
中のパイプには銅バインド線で簡単に止めています。
横の広い所は竹やロープなどを必要に応じて取り付けます。

よく見ると棚の横パイプのピッチが変わっています。
4月9日の写真は等間隔の配置になっています。
キウイ植栽位置とは関係なく、70㎝ピッチで取り付けました。
実際に留めてみると整合性がありません。
当初の目標は棚全体で栽培管理をしようと考えました。
よく考えると、ごちゃごちゃになりそうです。

植栽間隔は1.3m、成木時でも横幅1.3m以内で管理する。
切り詰めて盆栽のように大きくしない。

そうなるとオス木のトムリに一人前のスペースを
与えておくことはできない。
2本植えた トムリは横に退いてもらって、予備のヘイワード1本を跡地に植えた。
他の1本はふちの物を位置替えした。

写真では移植後の手前が空いている。
ここにサルナシを植えるように再考した。
これに伴いタイトルにサルナシを入れた。

サルナシの購入

2018年10月キウイフルーツと同時に購入。
ヘイワードのように定番品種がないので手探りで何本か購入する。
作りやすさ、果実の品質、総合的に判断して選別する以外ないようだ。
写真は冬を越した2019年5月4日に撮影。

右 エメロード 赤芽、線香のようなツルが根元から多数分技、1本残して整理した。
その枝が強風で折れた!縁が無いようだ。
左 インパル 白芽、ガッチリしていて期待できそうな感じ。

右 ガーネット 赤芽 左 スイーティ 赤芽 今のところ性質がわからない。

右 ビンゴ 赤芽 左 ビンゴとセットで送られてきたオス木、蕾が付いている。
さすがオス木。
他の品種があればこれは不要なのかな?

他に大実のサルナシ ファントムの接ぎ木を発注。
1本3628円+送料で約5000円、よくも買ったな!
自分でもあきれる。
安価な挿し木苗もあるようだが、たまあんには時間が無い。
時間はお金で買えないので無理をした。
この金額は家族や知人に秘密だ!

5月9日
ファントム到着、キウイフルーツと見間違う大きさ。
これだけ大きければしょうがないか。
無事成長できれば安いものだ。

4月末に位置替えした1本のヘイワードの様子がおかしい。
順調に伸びてきた先端の蔓が萎れてきた。
下の葉は今のところ大丈夫のよう。
傷も見当たらないので根腐れではないか?
予備用に鉢植えにして、そこにサルナシを植えよう。
ヘイワードの中に入り込むが…。

5月23日
30℃を超える暑い日が続きます、鉢で守りするのも難儀
水切れで生育を止める可能性があるので、サルナシを地植えした。
生育の悪い「エメロード」は地植えは無理、鉢で管理する。
真っ先に新芽を延ばした「インパル」は16日の強風で先端の芽10㎝が折れ
現在新芽の発生待ち、一服のよう。
大苗の「ファントム」も鉢内の根が一杯のようで、新芽はストップした状態
しばらくは新根が伸長するのを待たなければならない。
延ばすときは一気に生育させないと、その後の成長に大きく影響が出る。
1本離れているのはオス木。

サルナシ苗
サルナシ苗、棚上から見る

水を効率よく根元に供給するため不織布で囲っている。
周囲はもみ殻を乾燥防止と雑草抑えに敷いた。

6月1日
棚上に海苔栽培用のネットを張る。
野菜に5年ほど使用した物、あと2~3年は使用できるだろう。
サルナシは蔓が細いので細かく絡ませる必要がある。
ネットが切れるころにはしっかりした蔓になるだろう。

予備用にファントムとインパルの子苗を購入。
ヘイワード横に植えておいた。
将来気に入った方を残して伐採する。

海苔養殖ネットを張る

6月12日
サルナシは順調に蔓を延ばし網の上に展開始めた。
キウイフルーツの根元付近におがくずを発見、
なんと7本が被害を受けている。
幹の中心に細い穴が上に向かって空いている。
コウモリ蛾らしい、とりあえず手持ちのモスピラン水和剤200倍を油さしで注入。
様子を見る。


7月20日

サルナシがネット上に展開

今年の梅雨は長い、キウイやサルナシの苗には好都合で
生育が良い。
1年目は何もせず、延ばし放題で木を大きくするのが良いらしい。
ファントムは2m位伸びてきた。

たまあんの場合、大きくしないので枝を多く出したほうが
良いような気がする。
前年実が着いた枝は延ばさず、切り取る予定。
この場合、短い枝が多い方が有利と思われる。
ただし短い枝に花が付かないとしたら
その品種は、たまあんの意向に合わない、伐採の対象となる。
そう思って50cm位でピンチした。
定期的に見回り、伸びたらピンチする。
全て胸元以下の作業で楽です。

サルナシの葉を試食する

サルナシの栽培、品種別の味の詳細がわからない。
皮に苦味あるとか?
詳細なレポート記事が無い。
サルナシは東北の山間部、北海道が産地です。
営利栽培を見ると、山あいの広い斜面に植えられています。
夜間は涼しく、水はけがよい。
木は太く、たわわに実っています。
このような環境で育てられ、収穫された果実は甘くて
ジューシーなのは当然でしょう。

暖地で栽培する場合、木に負担が多く、その分不味いのか?
そのためあまり普及しないのではないか?
さくらんぼと同じで、暖地でも木は出来るが実は小さく、不味い!
栽培する価値がない?
新芽を食べる記事をどこかで見たことがある。
参考のため新葉を試食、木の持つ特性を探ってみた。
苦味がありとても食べられるものではない。
野生の木では苦味の無い系統があるのだろう。
苦味の多い順
インパル、大実サルナシ>(エルダー)>ガーネット>スィーティ
葉の柄が赤いものは苦味が少なく、浅い緑葉の木は苦味が多い。
大実はHCで他の木に巻き付いていた物の新葉。
エルダーは小っちゃく、高さ10㎝に満たない幼苗。
9㎝ポットで温室内で管理されていたと思われるもの。
単純比較できない、多分インパルと同じ程度と想像する。
この苦みが果実の皮にある程度影響するのではないか?

暖地でサルナシ栽培を再考する

サルナシはキウイより濃密で美味しい。
との記事が9割以上。
たまあんもこれに飛びついた次第。
半面不味いという記事も散見できる。
美味しいと書かれている記事の大部分は苗販売業者、
買って食された方、山取り、食しない受け売りも多い、
あまり参考にならない。
サルナシ栽培の中より検索を進めると
北海道、東北と高冷地での栽培がとても多く、食味の評価が良いようだ。
ブログの発信地の記載がないが、風景、平行栽培されている樹種で
ある程度想像できる。
リンゴ、サクランボ、ブドウの記事が多く、
ユズ以外のみかん類の記事が極めて少ない。
少し寒さに弱いとされる晩柑類(デコポンなど)は記事は全く見当たらない。

やはりサルナシ栽培は高冷地が理想で平地では関東以北と思われる。


病害虫は少なく作りやすい、
実は付くので、栽培管理である程度品質はカバーできるのではないか?
生食は無理と思われるが、糖度以外の栄養分があれば栽培する価値はある。
糖分は補給できる。

品種も暖地に適する物や適さないものがありそうで、
入れ替えして選別する必要がある。

エルダーの小さい苗を楽天で買った。
この苗にはおまけでハダニがついてきた(>_<)..。
こんな小さな苗、仕入れて廻すだけ、品質は無知無関心。

他にベビーキウイを参考に作りたい。

エルダー苗

7月25日
暑さ対策で遮光ネットを張る。
手持ちの40%のネットにべた掛けの不織布を重ねたもの。
50%の遮光を目標とした。
少しでもストレスを少なく、木に養分を蓄えさせるのが目的。

遮光ネット
内部より

8月16日
台風対策でネットを外す。風の爪跡

ガーネット
ファントム

ファントムはヘイワードと木姿そっくりそのまま。
見分けがつかない。
枝も荒く、困惑している。
これで来年実が生らなければ即伐採だ。

取り木

取り木は簡単だ。
2か月で根を下す。
大きな苗ができる、小さい苗を買う必要ない、エルダー購入は失敗した。
根元ではシュートを鉢内に引っ張り込むだけで根を下す。

8月に施術したものは年内に根を下ろさなかった。
成長が盛んな時でないと根が出ないようだ。

キウイとファントム退場

9月15日
ヘイワードやファントムを甘く見ていた。
枝がものすごく伸びる。

この棚はヘイワードなら2本で十分である。
キウイなら棚無しでも少量なら収穫可能と思われるので
水槽の横に植え替えした。
ファントムはあまり期待できないのでとりあえず
横に移植、このまま収穫出来なければ処分。
この棚はサルナシ専用になる。

水槽(地下)の周囲に植え替え
ファントム

オス木の展開位置を分離

オス木は棚の縁に延ばす予定で進めたが成長が早く
メス木と絡まって収拾がつかない。

プラ杭の下側の穴を利用して上段から下に30㎝にパイプを
取り付ける。(上、ファントムの写真)
これにオス木を展開させることにした。

オス木は下段に

上段はオス木が無くなったのですっきり整理された。

ただ本数が多く植えられているので枝の展開方向は
短方向で棚からはみ出す。
栽培品種が固定され次第、再検討だ。

ベビーキウイと称するオス、メス分離の品種も予約した。
どれが合うか判らないので別の場所で試作する予定。
この棚はオス木は不要だが、あれば良い果実が得られるそうだ。

2020年

3月1日
購入した苗

新規購入各種2本6種類買ってみた


いずれもオス木を必要とするものであまり栽培例はない。
興味半分で…..。

4月18日
新芽が展開

上部に元気がないガーネット

ガーネットは棚の上部が元気がない、剪定部から枯れ込んでいる。
他の5本のガーネットも同じ傾向、根元からは元気な芽が。
他の品種は元気に展開、ガーネットは寒風に弱いような気がする。

品種間違い
オス木とインパルを間違ったようだ。
出芽をルーペで見るとインパルは真っ白な産毛に覆われている。
最初の一番大きなインパルは産毛の一部がピンク色、オス木で植えたものが
合致した。
早速植替え。
オス木は2本欲しいので幹を1本押し倒して取り木する。

コンクリートブロックで浮き上がらないように重しする

このオス木に雌花が咲いた(>_<)通販業者は信用できない!!
他にもエルダー5本の内1本の品種間違いがある!!

インパルなどに比べて雌蕊が長いようだ

5月10日
スイーティとビンゴ
猛烈に成長する。
いずれも1本のみ、取り木処理をしているのでそのまま放置する。

左スイーティ右ビンゴ

インパル多くの花が咲いている。

インパル

サルナシの取り木

6月26日
スイーティは実も小さく、全て落下しました。
取り木部は十分な根量です。
本体株は成長が良すぎて他を圧倒するので取り木部を
分離、45㎝の鉢に本体を移植しました。

一般に取り木は環状剥離、サルナシの場合は必要ないようだ。
施術部以外の無傷の所から多く根が出ている。
長く伸びたシュートを土中に引き込み、浮き上がらないように
楔やコンクリートブロックを乗せるだけで十分なようだ。

3種の果実が成長してきたのでかじってみた。
酸っぱさと、エグく食べられたものではない。
その中でもインパルは比較的サッパリとした味。
インパル>エルダー>品種不明(s種苗の間違え苗)

インパル 大量に実っている
とりあえずさっぱりとした味
エルダー 実の数が少なく貴重、癖が強い
品種不明 やや太く短い、先が尖っている
固いカスのようなものが口に残る、果実が必要なので
取り木の分離、本体の植え替えは収穫後に

7月18日

長引く梅雨も終わりまじか、枝を整理

当地は地下水が低く梅雨に伸び放題の葉は真夏の乾燥に
耐えられないので1/3ほどカットした。
8月6日

一部50パーセントの遮光

インパルに果実が付いているが直射と反日蔭と
味が違うか?比較してみる。
直射の部分は光線が強烈で一部葉焼けを起こしている。